2b2t Timesは、マインクラフトのサーバー「2b2t」のプレイヤーたちが共同で作成する新聞でした。この新聞は、2b2tで起こった出来事やプレイヤーたちの活動、そしてその中で繰り広げられたドラマを報道することで、2b2tの歴史を記録する役割を果たしていました。
2b2t Timesの歴史は、2016年にサーバーの中で結成された「5th Column」グループによって始まりました。彼らは、サーバーで起こった出来事を調査し、その独自の視点で報道することによって、2b2tコミュニティにおけるマスメディアの存在を確立しました。その後、サーバーのプレイヤーたちからの支持を得て、2b2t Timesはサーバーの中で最も有名なメディアとなりました。
記事の内容は多岐にわたり、政治や建築、プレイヤー間の対立など様々なトピックを取り上げました。特に、2b2tの最大の賛否両論を呼んだ「Rusher War」と呼ばれる事件については、数多くの記事が執筆されました。また、2b2t Timesは常に最新の情報を提供することを心がけており、サーバー内で起こった事件をいち早く報道することで、2b2tコミュニティにおける重要な役割を果たしました。
しかし、2019年になると、2b2t Timesの活動は停滞していきます。これは、主要なライターの離脱や、特定のプレイヤーへの攻撃的な報道が問題視されたことなどが原因でした。そしてついに、2020年には2b2t Timesは終了することとなりました。
2b2t Timesの終焉は、2b2t内におけるメディアの役割についての議論を巻き起こしました。一部のプレイヤーたちは、2b2t Timesがもたらしたポジティブな影響や、2b2tコミュニティの発展に大きな貢献をしたことを認めました。しかし一方で、その存在がサーバー内のプレイヤーたちを分裂させる原因になったという意見もありました。
現在、2b2t内でのメディアの役割は、プレイヤーたちのブログやYouTuberなどに移っていますが、2b2t Timesのような格調高いメディアは現れていません。しかし2b2tの歴史を記録し、伝えることは今でも続いており、2b2t Timesの功績は永く語り継がれることでしょう。
