マインクラフトは、主にブロックを使って自由な世界を創り上げるゲームです。プレイヤーはブロックを採掘し、材料を集めて自分の好きな形に世界を作り出すことができます。また、モンスターとの戦いやアイテムのクラフトなど、冒険要素も含まれています。
しかし、『現実の自分が呪われていく』というのは、プレイするほどに自分の中に「破壊衝動」や「欲望」が芽生えてくるということを指しています。ゲームの中では自由に物を破壊できるし、欲しいアイテムを手に入れることも簡単にできるため、現実世界のルールや制限がないような感覚に陥ります。そのため、プレイすることで現実世界の抑制が弱まるという側面があるのです。
また、マインクラフトには生き物や人々が存在しないため、孤独感や自分だけの世界に浸りがちになるという心理的な影響もあります。これらの影響により、現実世界との区別がつかなくなり、ゲーム中の世界が現実の世界のように感じられるようになります。
このような「現実との区別がつかなくなる」という状態は、プレイヤーがゲーム中にしかコントロールできない世界で自分を主張することで発生します。そのため、ゲームをプレイすることで自己肯定感が高まるという心理的な効果もあります。
しかし、ゲームが終わり現実世界に戻った時、自分が普段生活している世界とは全く異なることに気付き、心理的なギャップを感じてしまうこともあります。そのようなギャップを埋めるために、一時的にゲームに集中することで自分を守ろうとする心理状態が生まれます。しかし、この状態が長く続くと、「現実とゲームの世界の区別がつかなくなる」という状態に陥る恐れがあります。
そのため、マインクラフトをプレイする際には、現実世界とのバランスを保つことが大切です。プレイ時間の設定や周りの人との交流、外出するなど、現実世界とのつながりを意識することで、ゲーム中の虚構と現実世界との区別を保つことができます。
