マイクロソフトが2009年にリリースした人気サンドボックスゲーム、Minecraft(マインクラフト)は、現在では複数のプラットフォームに移植されています。しかし、今回紹介するのはある意味極めて珍しい移植方法、それはゲームキューブへの移植です。
ゲームキューブは任天堂が2001年に発売した家庭用ゲーム機で、当時の最新技術を使用していました。しかし、Minecraftの開発が始まった時点ではまだ存在しておらず、その後の移植も行われませんでした。
そこで、仮想マシンと呼ばれるソフトウェアを使用して、ゲームキューブのハードウェアを再現し、Minecraftをプレイすることが可能になりました。しかし、この移植には膨大な作業が必要で、メモリやCPUの制限などの問題があり、全ての機能を再現することは不可能でした。
そのため、一部のブロックやアイテムが削除され、ゲーム内のグラフィックもかなり劣化しています。しかし、ゲームキューブのコントローラーでマインクラフトをプレイするという非常に珍しい体験ができるのです。
また、ゲームキューブの性能の限界を超えるため、ゲーム内で予期せぬバグやエラーが発生することもあります。しかし、そこがまたマイクラの魅力であり、展開しつつも進化し続けるゲームなのです。
現在、このゲームキューブ版のMinecraftは一般には公開されておらず、限られた人々のみがプレイすることができます。しかし、ビデオサイトなどでそのプレイ動画を見ることができますので、興味がある方はぜひチェックしてみてください。
