マインクラフトは、世界中で愛されるサンドボックスゲームです。このゲームでは、プレイヤーが自由にブロックを組み合わせて建築したり、冒険したりすることができます。また、プレイヤーが使える様々なアイテムやモンスターも魅力のひとつですが、それらは全てマインクラフトのデフォルトのままではありません。なかには、プレイヤーが自分で作成したり、他のプレイヤーが作成したものを導入することができる「MOD(モッド)」と呼ばれる拡張機能があります。
このようなMODを自分で作ることができるのは、マインクラフトの大きな魅力のひとつです。そこで今回は、ゼロから始めるマインクラフトMOD制作を取り上げ、開発環境を整える方法について紹介します。
まずは、マインクラフトのMOD制作に必要なツールをダウンロードしましょう。MOD制作には、Javaというプログラミング言語が必要です。また、Javaを使用するための開発環境である「Eclipse」と「Java Development Kit(以降、JDK)」を用意する必要があります。
まず、JDKをダウンロードします。JDKはJavaの実行環境や開発環境を提供するソフトウェアです。JDKのダウンロード方法は、Javaの公式サイトから自分のパソコンの環境に合ったものをダウンロードするだけです。
次に、Eclipseをダウンロードします。Eclipseは、マインクラフトのMODを作成するための開発環境として無料で利用できるソフトウェアです。Eclipseのダウンロード方法も、Eclipseの公式サイトから自分のパソコンの環境に合ったものをダウンロードします。
これで、マインクラフトMOD制作に必要なツールの準備は完了です。次に、ダウンロードしたツールを使って、実際にマインクラフトMODを制作する方法について解説します。
まず、ダウンロードしたJDKをインストールします。次に、Eclipseを起動します。すると、「ワークスペースの選択」という画面が表示されます。ここで、作業用のフォルダを任意の場所に作成して選択しましょう。このフォルダは、MODのファイルやソースコードなどが保存される場所になります。
次に、Eclipseのメニューバーから「ファイル」→「新規」→「Java プロジェクト」の順に選択します。すると、「新規 Java プロジェクト」というウィンドウが表示されます。ここで、プロジェクト名を入力し、「完了」をクリックします。
次に、作成したプロジェクトを選択して右クリックし、「新規」→「パッケージ」と選択します。パッケージ名を入力し、「完了」をクリックします。
すると、作成したパッケージの中に「Main.java」というファイルが表示されます。これが実際にMODを制作するためのソースコードが記述されるファイルです。このファイルを開き、JavaのプログラミングでMODを作成していきます。
以上で、開発環境の準備が完了しました。今後は、Javaの基本的な知識やMOD制作で使用するAPI(プログラミング用の機能集)の使用方法を習得することで、MOD制作を始めることができます。
最後に、今回紹介したゼロから始めるマインクラフトMOD制作のシリーズは、ゲーム実況者のゆかりさんと茜さんが実際に制作する様子を公開しています。ぜひ、興味がある方は動画をチェックしてみてください。自分だけのオリジナルのMODを作ることで、よりマインクラフトを楽しむことができるかもしれません。