2b2tは、マインクラフトのサーバーであり、ハードコアPvP、無法化、そしてインターネットコミュニティの側面を組み合わせたものです。このサーバーは、2010年12月に開設され、長年にわたって数多くのプレイヤーが参加してきました。そして、その長い歴史の中で、様々な事件や勢力の拡大が起こってきました。
その中でも特に有名なのが、2016年6月から2017年4月まで続いた「incursion」（侵入）と呼ばれる事件です。これは、大規模な組織戦争やプレイヤー同士の緊張状態を引き起こした、2b2t史上でもっとも長期にわたる戦乱でした。
その背景には、サーバー上での力と権力をめぐる争いがありました。2b2tでは、プレイヤー同士が自由に建物を建設し、資源を採掘することができますが、そのためには他のプレイヤーが作った建物や道を破壊する必要があります。この手段を巡って、さまざまなグループやプレイヤー間で抗争が起こっていました。
そして、この incursion と呼ばれる事件では、一部のプレイヤーたちが組織化し、他のプレイヤーや勢力を攻撃することでより大きな力を手に入れようとしました。彼らは誰もが入れる通常の入り口ではなく、ネザーポータルを利用することでサーバーにアクセスし、数千ものベッドロック（破壊不可能なブロック）でサーバー内の主要な拠点を拘束しました。
この incursion に参加したプレイヤーたちは、「ザ・オーディン」や「ナンバーズ」といった組織に所属し、様々な戦闘や攻撃を実行しました。また、その一方で、incursion に抵抗するために「アウラ」「オルタメア」「アイスパシフィック」などの組織が結成されました。
そして、この incursion 期間中には、数々の有名な戦闘や事件が起こりました。例えば、「1度目のアウトポスト戦争」や「オルタミス戦争」などがあります。また、incursion に加わるプレイヤーたちの中には、より複雑な目的を持って参加した者もおり、その中にはサーバー内での影響力を利用してリアルマネーを稼ぐことを目的とするプレイヤーもいました。
最終的に、incursion はサーバー内での大きな変革をもたらし、現在でもその影響は残っています。その後も様々な事件や勢力の勃興が起きていますが、incursion は2b2tの歴史上でもっとも大きな転換点のひとつとなりました。
