マインクラフトは、自由に世界を探索し、ブロックを使って建物やアイテムを作ることができる人気のゲームです。しかし、数年前から「ゴーストガール」と呼ばれる都市伝説が広まり、プレイヤーたちを怖がらせています。今回は、その都市伝説について見ていきましょう。
「ゴーストガール」とは、マインクラフトの世界で突然現れ、プレイヤーを攻撃して殺してしまうというキャラクターのことです。また、彼女は特定の条件を満たすと現れ、必ずしも同じ場所にいるわけではなく、プレイヤーに見つかると素早く姿を消すと言われています。
この都市伝説は、ユーチューブやSNSなどを通じて広まり、マインクラフトをプレイする子どもたちを怖がらせる原因となっています。しかし実際には、この「ゴーストガール」はマインクラフトのゲーム内には存在しません。つまり、ただの都市伝説であり、マインクラフトを遊ぶ上で心配する必要はないのです。
では、この都市伝説がどのように生まれたのか、その背景を見てみましょう。実は、マインクラフトには「ユニークモンスターフィーチャー」という機能があり、これは特定の条件を満たすと地形やモブ（ゲーム内のキャラクター）が変化するというものです。この機能を使って作られた「コマンドブロック」というブロックを設置することで、ゲーム内に特定のモブを出現させることができます。つまり、誰かがコマンドブロックを使って「ゴーストガール」を作ったのが、この都市伝説の元になっているのです。
では、なぜ子どもたちがこの都市伝説を信じてしまうのでしょうか。それにはいくつかの理由が考えられます。まず、子どもたちは大人よりも想像力が豊かで、楽しいことだけでなく怖いことにも興味を持ちます。また、ユーチューブなどで「ゴーストガール見つけた！」というタイトルの動画を見ると、ついつい本物だと信じてしまうことがあります。しかし、多くの動画は実際にはゴーストガールが登場するところはなく、編集技術を使って作られたものなのです。
また、ストーリー性のあるゲームが人気の今、ユーザーが作った都市伝説やクリーピーパスタ（怖い話）を楽しむプレイヤーも増えています。つまり、この「ゴーストガール」の都市伝説も、ゲームをより面白く楽しむための一つの要素となっているのです。
しかし、マインクラフトの公式サポートでは、この都市伝説を否定しています。また、そもそもマインクラフトではプレイヤーを攻撃するようなモブは存在せず、安心してプレイすることができます。むしろ、マインクラフトの世界はプレイヤーが自由に楽しむことができる素晴らしい場所なので、都市伝説に怯えることなく思い切り楽しんでほしいと思います。
