この建築練習は、入居者向けのアパートメントを作ることについてです。最後の記事では、外観のデザインを決めたので、今回は内部の配置や設備について考えていきましょう。
まず初めに、アパートメントの入り口の位置を決めます。一般的には1階にあることが多いので、今回も1階を想定します。また、入り口の横には玄関があるのが一般的ですが、今回はエントランスホールを作りたいと思います。エントランスホールは、玄関よりも広々とした空間で、玄関を通り抜けた後に入る、ちょっとした待合室のような場所です。ここで、訪問者を迎えることができるように、椅子やテーブルを置いておくと便利です。
次に、各部屋の配置を考えます。まずは一番大きな部屋であるリビングルームです。アパートメントは家具付きであることが多いので、今回も家具を置いてみます。テレビやソファ、ダイニングテーブルなどを置いて、くつろげる空間にしましょう。また、リビングルームは他の部屋とつながっているので、隣の部屋との壁には窓を設置すると明るく開放的な雰囲気になります。
次は寝室です。ここにはベッドやクローゼットなどが必要です。アパートメントの寝室は一般的には比較的狭めですが、ベッドの大きさに合わせて十分なスペースを確保することが重要です。また、寝室はリビングルームと違い、プライベートな空間なので、窓は少なめにするなど、外からの視線に配慮することも大切です。
最後に、キッチンとバスルームの配置を考えます。アパートメントのキッチンは基本的にはコンパクトなサイズですが、必要なものはすべて詰まっているように設計する必要があります。またバスルームも同様に、小さなドレッサーや洗濯機が置けるようにするなど、機能的に使いやすくすることが重要です。
以上のように、各部屋の配置や設備を考えていくことで、利便性や快適性を高めることができます。建物の外観だけでなく、内部のレイアウトにもこだわりを持って設計することが、入居者の満足度向上につながります。次回は、室内のデコレーションについて考えていきましょう。
