ピラミッドは、エジプト中央にある岩と砂からできた三角形の形をした巨大な建物です。古代エジプトでは、王やその家族のためのお墓として建設されました。その中でも最も有名なのが、ギザにあるクフ王のピラミッドです。
しかし、このピラミッドには王や王妃だけでなく、恐ろしいミイラも存在していました。ミイラは、死後を備えた身体保存法ですが、エジプトでは王や王族だけでなく、その他の人々にも行われました。そして、その中には恐ろしい呪いの影響を受けたと考えられるミイラも存在しました。
クフ王のピラミッドにある例では、発掘当初はミイラと思われていた人骨が見つかりましたが、実は衣服を着た状態でした。さらに研究の結果、この人骨が王の母と判明したのですが、彼女は何らかの理由で数回にわたり棺桶から取り出され、衣服を着せられた後に再び棺桶に戻されたと考えられています。
このように、ミイラには呪いや不思議な力が宿るという古代エジプト人の信仰がありました。ピラミッドから発見されたミイラは、王や王族のものだけではなく、様々な人々のものが含まれているため、現代の科学技術でも完全に解明されていません。しかし、ピラミッドには多くのミイラが安置されていることが確かであり、その中には恐ろしいものも存在すると考えられています。
