初めてメイクをすることになった私は、楽しみと不安でドキドキしていました。YouTubeで見たメイク動画を参考に、必要なアイテムを用意し、いざ開始！しかし、肌にファンデーションを塗るだけでも手間取り、目元のアイシャドウを塗るのはなおさら難しく、モザイクアートのようになってしまいました。なんとか仕上げたものの、鏡を見ると私の顔は変な色に染まっており、誰かが顔をぐちゃぐちゃに塗ったような印象でした。しかも、うまく塗れていなかったせいか、顔がザラザラとした感触になってしまい、さらにメイク崩れもしていました。
自分の顔を見て、恐怖と失敗の感情がわきあがってきました。こんなことならやらなければ良かったと後悔するばかりでした。しかし、自分で決めたことだしここまでやったらと、次は口紅を塗り、思い切って髪の毛もセットしました。すると、あることに気がつきました。口紅を塗ると、前髪の毛が付着していて、顔には口紅の色と黒い髪の毛が混ざり合い、まるでトゥルーチョコレートのように変な色になっていました。
私は夢中でメイクをしていたので、鏡を見ながら何か変だと感じなかったのです。しかし、よくよく考えるとあまりにもありえないハプニングで、爆笑してしまいました。とても恥ずかしかったけれど、今では思い出に笑えるエピソードです。この失敗をきっかけに、いろいろなメイクのコツを調べて学び、少しずつ上手になっていきました。今では自信を持ってメイクを楽しめるようになり、初心者の頃の私を思い出すと楽しくもあり、ちょっと恥ずかしい思い出として残っています。
