このコントは、戦争が終わってからもう数十年が経った現代を舞台に、まだ戦争が続いていると思い込んでいる主人公・マイッキーの姿を描いています。マイッキーはアニメ声を真似して話すキャラクターで、「まいぜん」「maizen」というネットスラングをよく使います。
舞台は、マイッキーの部屋で始まります。マイッキーはパソコンの前に座り、ネットで戦争のニュースを見ています。そこで彼はずっと戦争が続いていると勘違いしており、嘆息しながら「まだ戦争が終わってないんだなぁ…」とつぶやきます。
すると、彼の友人であるジミーが姿を現します。ジミーは迷惑そうに「マイッキー、いまだにあの戦争のことを言ってるの？」と聞きます。マイッキーは「ああ、あれはまだ終わってないんだよ」と答えます。ジミーは呆れながらも「もう数十年も前のことだぞ。お前の時代のことじゃないじゃん」と返します。
しかし、マイッキーは頑として信じません。「でもニュースでも話題になるし、戦争はまだ続いてるんだろ？ プロパガンダ（戦争宣伝）が…」と言います。ジミーは更に呆れて「いやいや、それはアニメの話だろ」と突っ込みます。
最終的にジミーはあきらめ、マイッキーが信じるアニメの世界に近い言葉で擬音を使って「ドンッ！バキシャッ！ガシャン！」とジャンプしたり、パンチを繰り出したりして、現実世界がアニメのような世界であることを示そうとします。しかし、それでもマイッキーは「だからアニメの中では戦争が終わってないんだよ！」と反論します。
最後に、ジミーは「もういいや、考え方は変えられないみたいだしな。じゃあまたな」と去ります。マイッキーは一人残され、今でもアニメの世界と現実の世界を混同していることを暗示する「まだまだ戦争は終わらない…！」とつぶやき、幕が閉じます。
このコントは、戦争の実態を知らずにネットやアニメだけを信じ込んでしまう「ネット民」や「オタク」の姿を風刺しています。また、現実とアニメの世界を混同することで、現実逃避をする人々の問題点を浮き彫りにしています。マイッキーのように、現実を受け入れることが大切であるというメッセージを込めて作られたコントです。
