マインクラフト(以下、マイクラ)は、プレイヤーが自由にブロックを配置して建築や冒険を楽しむことができる人気のゲームです。マイクラにはコマンドと呼ばれる、ゲーム内での動作を指示するための機能があります。今回は、そのコマンドを利用して、アイテムが自動的にプレイヤーの元に集まってくる仕組みを作る方法を紹介します。
まずはマイクラの統合版を起動し、ゲーム内でコマンドを実行するための「チャット欄」を開きます。チャット欄は「T」キーを押すことで表示することができます。
今回のコマンドの基本形は以下のようになります。
「/execute as @e[type=Item] at @s run tp @s ~0.5 ~ ~」
これを実行することで、アイテム(Item)が存在する限り、そのアイテムを所有するオブジェクト(@s)を中心に、そのオブジェクトを右(やや上)に向かって、アイテムごとに0.5ブロック移動するという動作を行います。
実際にこのコマンドを実行する際は、まずはじめに「/execute as」と入力し、次にアイテムを指定するために「@e[type=Item]」と入力します。そして「at」を入力し、その後にオブジェクト(@s)を指定するために「@s」を入力します。@eで指定したアイテムが存在する限り、@sで指定したオブジェクトを基準にコマンドが実行されるということになります。
次に「run」と入力し、アイテムを移動させるために「tp @s ~0.5 ~ ~」と入力します。tpは、指定したオブジェクト(今回は@s)を指定した座標に移動させるコマンドです。使用する座標は「X Y Z」で指定することができますが、今回はプレイヤーの右側にアイテムを移動させたいので、Xの値を0.5にしています。YとZの値はそのまま0で、プレイヤーの高さと奥行き方向に影響を与えません。
これでコマンドの準備ができました。チャット欄にコマンドを入力し、「Enter」キーを押すことで実行することができます。すると、アイテムがプレイヤーの右側に向かって移動することが確認できるはずです。
このコマンドを連続して実行すると、アイテムが自動的にプレイヤーの元に集まってくるようになります。また、今回紹介したコマンドは特定のアイテムに限定されることなく、全てのアイテムに対して設定することができるので、便利なコマンドです。
さらに、コマンド内の値を調整することで、アイテムが集まる速度や方向を調整することもできます。ぜひ試してみてください。
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