23w31aで追加された新機能の1つに「マクロ(Macros)」があります。マクロとは、複数のコマンドを1つのコマンドで実行することができる機能です。これにより、複雑なコマンドの実行を簡単に行うことができるようになりました。
まずは、マクロを使用するためには「データパック(Data Pack)」を作成する必要があります。データパックは、ゲーム内のデータをカスタマイズするためのもので、マクロを含め様々な機能を追加することができます。
データパックの作成方法はいくつかありますが、ここでは一番簡単な方法を紹介します。まず、Minecraftを起動し、「シングルプレイヤー(Single Player)」を選択します。次に、新しいワールドを作成し、ゲームモードを「クリエイティブ(Creative)」に設定します。そして、「マニフェストファイル(マニフェストファイル)」を選択し、作成します。ここで、データパックの名前や説明を設定することができます。作成したデータパックは、.minecraft/saves/ワールド名/datapacks/フォルダ内に保存されます。
次に、作成したデータパックのフォルダ内にある「pack.mcmeta(パック マネージフェスト)」を開き、以下のように編集します。
{
“pack”: {
“pack_format”: 7,
“description”: “マイクロマクロデータパック”
}
}
このように、「pack_format」の数値は7以上、「description」は自分のデータパック名に変更します。
ここまででデータパックの作成は完了です。次に、実際にマクロを作成していきます。データパックのフォルダ内にある「data」フォルダを開き、新しく「functions」フォルダを作成します。そして、その中に自分のマクロ名となるファイルを作成します。例えば、マクロ名を「hotbar」とすると、ファイル名は「hotbar.mcfunction」となります。
作成したファイル内に、実行したいコマンドを記述します。複数のコマンドを記述することもでき、それぞれのコマンドの間には「/」をつけて改行します。例えば、「hotbar.mcfunction」の中に以下のようなコマンドを記述した場合、
/give @p minecraft:diamond_sword
/give @p minecraft:golden_apple
/give @p minecraft:arrow
マクロ実行後にプレイヤーはダイヤモンドの剣、金のリンゴ、矢を手に入れることができるようになります。
それでは、実際にマクロを実行してみましょう。ゲーム内で「/function マクロ名」とコマンドを入力すると、マクロが実行されます。先ほどの例で言うと、コマンドは「/function hotbar」となります。
マクロは、データパック内に複数作成することができ、実行したい時に選択して実行することができます。また、「/forceload」と組み合わせることで、一定の範囲内で常にマクロを実行することができるようになり、繰り返し実行する必要がなくなります。
以上が、23w31aで追加されたマクロについての解説になります。マクロを使用することで、より複雑なコマンドを簡単に実行することができるようになりました。データパックを作成し、自分だけのマクロを作成してみてはいかがでしょうか。

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