深夜になると、普段は明るいイメージのマクドナルド店舗は急に恐ろしい雰囲気に包まれます。その名も『Ronald MacDonalds（ロナルド・マクドナルズ）』。悪のマクドナルドとも呼ばれるその店では、従業員たちがいつもとは全く違った姿で客に接し、注文されたメニューも全てがそれまでとは違うものに変わってしまうと言われています。
そんな『深夜のマック』に、いつもの明るいマクドナルドのように訪れた私。それはまるで禁断の果実を手に入れるかのような、ワクワクとした気持ちでした。しかし、実際に店内に入ると、そこにはまるで別世界のような光景が広がっていました。
従業員たちは真っ黒なマスクをつけ、不気味な笑い声を上げながら怖そうな表情で客を出迎えます。そして、注文したメニューも本来のものとは全く異なるものに変わってしまいます。例えば、普段はハンバーガーといえばキッチンから焼き立ての匂いがしてきて美味しいものですが、『深夜のマック』では変色した肉がぱりっと焼けていない不気味なハンバーガーが出てきます。ドリンクも、不気味な色のものや変な味のものが出てきて驚かされます。
さらに、店内には怖いおもちゃや装飾品がたくさん飾られており、お化け屋敷のような恐怖感が漂っていました。おまけに、従業員たちは不気味な盛り上がり方をしており、客を驚かせたり恐がらせたりという楽しんでいる様子でした。
しかし、私が一番びっくりしたのは店内の中心にいる『たまちゃん（マクドナルドのオリジナルキャラクター）』の姿でした。普段は可愛らしい姿のたまちゃんですが、ここでは全身黒ずくめで怖そうな表情をしていて、まるでキャラクターそのものが悪に変貌してしまったかのようでした。
結局、私はその恐怖のドナルドがいる『深夜のマック』で注文を受けることもできず、すぐに退散しました。しかし、深夜になると普段のマクドナルドはまるで別世界のように変わり、怖いイメージがどこか魅力的に感じてしまう不思議な魅力があると感じました。
