ある日、街で有名な探偵の「ハリー」が難事件を解決するためにやって来ました。しかし、難事件と聞いたハリーは自信満々で「私が解決しない難事件なんてない！」と豪語します。
そんなハリーが向かった先は、小さな町の町長宅。町長から依頼されたのは、町のお祭りで使う大量の花火が、何者かに盗まれたという事件でした。
ハリーはあっという間に優れた観察能力で、赤い糸を辿るように犯人を特定します。「お前こそが犯人だ！」と声を荒げるハリー。しかし、実際に犯人を捕まえてみると、そこには小さな子供がいるだけでした。
ハリーは驚きつつも、「お前は大人しく罪を認めるんだ！」と決めつけます。しかし、子供は「私は犯人じゃない！ただ花火が欲しかっただけだよ！」と涙目で訴えます。
ハリーは子供の言葉に耳を貸そうとせず、「これは私の探偵としての自信にかかわる問題だ！」と自分を信じて疑わない姿勢で激しく突っかかります。
すると、突然子供のそばに現れた人物が「君、これを探偵のように判断するのはやめたほうがいいよ」と警告します。その人物の名前は「チノスキー」といい、探偵業界では有名な人物でした。
ハリーはさらに自信を増し、「俺にはチノスキーなんかいらない！」と放言します。しかし、犯人の正体をチノスキーが見抜いていることを知ったハリーは、自信を失い泣き出してしまいます。
チノスキーは「君のようなザコ探偵に、本当に難事件なんて解決できるのか？」と挑発します。
泣きじゃくるハリーに対して、チノスキーは「もっと謙虚になれば未来は開ける」と励まします。すると、ハリーは自信を取り戻し、「私は謙虚なんてものはいらない、俺には自信がある！」と叫んで立ち上がります。
そして、チノスキーから教わった真実の芸術とは、「謙虚さ」であることに気づき、謙虚な心を持って事件を解決することができたのでした。
探偵としての自信に満ちていたハリーでしたが、それがザコすぎて逆に失敗につながってしまったのでした。
結局、町のお祭りでは子供たちが楽しく花火を打ち上げることができず、町長も悲しむばかりでした。
最後にハリーは「俺はもう探偵の仕事はやめる。今度から『謙虚な探偵』に生まれ変わる！」と宣言します。そして、探偵業を再開したハリーは、探偵として成功を収め、市民からも尊敬されるようになりました。
こうして、ハリーは自分のザコさを克服し、謙虚さを学び大きく成長したのでした。それからは、「探偵がザコすぎたｗｗ」という言葉は、ハリーをよく知る市民の間で笑い話として語り継がれることになったのでした。
